僕は今、自由気ままに「労働」から離れた暮らしをしています。
夜中までゲームをして、昼に目を覚ます。そんな生活の中で、自分が作ったコンテンツから収益が生まれていると気づいたときの喜びは、何度経験しても胸が高鳴ります。
かつての僕は、社会との折り合いがつかず、「労働」に取り組もうとしては疲弊していました。「労働とは、生きることと同義だ」という思い込み、そして家族を抱えている責任感。その重さが、僕を何度も押し潰しました。
転機は、YouTubeに何気なくアップした電車の動画でした。息子が好きで撮ったその映像が、思いがけず収益を生み出したのです。
驚きとともに「もっと工夫すれば、もっと結果を出せるのでは」と考え始めました。最初はただの遊び心。それが新しい生き方への入り口でした。
もちろん周囲の目は冷たく、「変なことを考えていないで、まともに働け」と言われました。
それでも、僕はあの頃の自分に「その調子で努力せよ。だが、しっかり学べ」と声をかけたい。
なぜなら、労働以外にも生きる道があることを知っているからです。
今だから伝えたい。
「発達障害や精神障害があっても、生きる道はある。そして生きる方法は“労働”だけじゃない」と。
僕はこれまで、情報発信を軸に生きてきました。最初はYouTube、次にブログ、note、Kindle、音声配信、音楽制作へと舞台を広げ、情報発信で人生を立て直そうと歩んできたのです。
経済的に苦しい中で必要経費を捻出し、家族の理解を得られない状況で、それでも続けてきました。なぜなら、情報発信を通じて実際に収益を得られ、「自分にも結果を出せる」と確信できたからです。
その過程で大きな挫折もありました。ブログでは収益化に失敗し、かつて新聞記者だった文章のプロとしての自負が打ち砕かれました。
しかし「学ばなければ成長はない」と気づき、反復と学びを繰り返す中で、壁を越える力を身につけました。
やがてYouTubeでチャンネルが爆発的に成長し、情報発信の本質は「中身」であると学びました。誰に、何を、どう届けるか。それこそが背骨であり、装飾ではなかったのです。
情報発信の道を歩みながら、僕はたくさんの「ありがとう」を受け取りました。
noteで連載を完結したとき、そして初めてKindle出版を果たしたとき。何より「あなたのおかげで人生が変わった」と言われた瞬間、僕は「生きててよかった」と心から思いました。
僕が大切にしているのは「命は何よりも尊い」という価値観です。発達障害や精神障害を抱える僕らにとって、この世は生きにくい場所です。それでも生き続けるためには、少しの努力と工夫が必要です。その手段こそが情報発信だと信じています。
僕の信念は「悩むより行動」。行動してから考える。非効率に見えても、動かない人は何も得られません。
YouTubeでもその実感を得ました。最初は素朴なチャンネルでしたが、装飾ばかりに気を取られると伸び悩みました。逆に、中身だけに集中し装飾を捨てた新しいチャンネルは、登録者3万人を超える規模に成長しました。
現在、僕は収益化を達成したYouTubeチャンネルを2つ持ち、ブログやKindleからの収益のほか、音楽制作からの収益もあり、さらにオンラインサロンも運営しています。これは才能でも資格でもなく、愚直に挑戦して掴んだ「自分らしい生き方」です。
再現性のあるコツはシンプルです。
「学ぶこと」。それも、できれば先人から直接学ぶこと。これ以上に早い成長の道はありません。
発達障害や精神障害を抱える僕らにとって、労働に縛られた生き方は窮屈です。
しかし、情報発信を武器にすれば、経済的な負担を減らしながら、自分らしい生き方を築くことができます。
僕らには確実に、僕らの使命がある。
僕は発達障害者として生まれ、生きて、これからも生き続けます。
苦しみも、挫折も、喜びも全部抱えて、それでも前に進む。その姿を発信することが、同じように悩む誰かの希望になると信じています。
だから、もし今つらくても、あなたにも伝えたい。
「僕らには確実に、僕らの使命がある」