「パート代だけでは、今月のやりくりも少し不安…」
「子どもの将来を考えると、もう少し貯蓄に回したい」
家事や育児に追われる毎日。 ふと我に返ったとき、テーブルに置かれたレシートの束を見て、静かにため息をつく。
そんな日々を変えたくて、あなたは「副業」や「ブログ」という言葉を検索したのかもしれません。
「私にも何かできるかも」と期待して始めてみたものの、まとまった時間は取れず、覚えることも多い。気づけばPCを開かない日が続き、「やっぱり私には無理だった」と、また自信を失ってしまう。
「物事が続かないのは、自分の意志が弱いからだ」
「要領が良くないし、特別な才能もないからだ」
もし、あなたが今、そんな風に自分を責めているのなら。 少しだけ、僕の話を聞いてください。
僕自身、発達障害や精神障害の経験から、「普通に頑張り続ける」ことが誰よりも苦手でした。
だからこそ、断言します。
あなたが挫折したのも、物事が続かないのも、あなたの「意志」や「根性」の問題では決してありません。 それは、ただ「やり方」を知らなかっただけ。
結論から言えば、継続は「意志」ではなく「設計」です。
この記事では、なぜあなたの「やる気」が続かないのか、そして、意志の力に頼らずに「続ける仕組み」を作る具体的な方法を、僕自身の経験とともにお伝えします。
読み終えたとき、きっと「自分にもできるかもしれない」という小さな希望が持てるはずです。
なぜ、あなたの「やる気」は続かないのか?
まず、私たちが頼ってしまいがちな「やる気」の正体についてお話しします。
「よし、今日から毎日ブログを書くぞ!」
「今月こそ、絶対に目標を達成する!」
この「やる気」や「モチベーション」というエネルギーは、実はとても不安定です。 それは天気に似ています。
朝は晴れ渡っていても、午後には急に雨が降るように。 体調、睡眠不足、家族の機嫌、ほんの些細なことで、さっきまでの意気込みは嘘のように消え去ってしまいます。
特に、家事や育児、パートと、自分以外のことで常に時間と体力を削られている主婦にとって、「高いやる気」を毎日維持し続けることは、現実的ではありません。
それなのに、世の中は「気合が足りない」「やる気の問題だ」と、個人の精神論に責任を押し付けがちです。
あなたは、その不安定な「やる気」というエネルギーだけを頼りに、走り出そうとしていただけ。 だから、続かなくて当たり前なんです。
あなたが挫折したのは、意志が弱かったからではありません。 その「不安定なやる気」に頼るやり方を選んでしまった、ただそれだけです。
僕は「気合」や「根性」といった精神論を信じません。 大切なのは、やる気がゼロの日でも、疲れて何も考えられない日でも、まるで歯磨きをするように淡々と行動できる「仕組み(設計)」です。
1500本の動画が「資産」に変わった日
ここで、僕自身の話をさせてください。
僕は以前、YouTubeであるジャンルの動画をひたすら投稿していた時期があります。 それは「電車の動画」です。
ただホームに入ってくる電車を撮ったり、車窓の風景を流したり。 今思えば、誰に届けたいのかも曖昧な、とてもマニアックな動画でした。
当然、再生回数は伸びません。 コメントがつくことも稀で、何のためにやっているのか分からなくなる日も多々ありました。
では、なぜそんな状態でも続けられたのか?
「いつか成功するぞ」という強い意志があったから…ではありません。 ただ、僕は「毎日1本、何があっても動画を投稿する」という「設計(ルール)」を決めて、それに従っていただけなのです。
クオリティが低くてもいい。 誰にも見られなくてもいい。 とにかく「今日もやった」という事実を作ることを最優先にしていました。
そんなことを淡々と続けて、投稿した動画が1500本を超えた頃。
いつものようにネタを考えていた僕は、ふと一つの仮説に思い至ります。
「待てよ。電車そのものに興味がない人でも、"駅の乗り換え"には困っているんじゃないか?」
都会のターミナル駅は複雑です。 僕自身、発達障害の特性もあってか、よく道に迷っていました。
そこで試しに、「JR大阪駅から地下鉄の西梅田駅まで、迷わずに行く方法」という乗り換え案内の動画を1本撮ってみました。 (※それが、2万回以上再生されたこの動画です)
すると、どうでしょう。 その動画は、これまでのマニアックな電車の動画とは比べ物にならないほどの反応があったのです。
「すごく分かりやすかった」
「これで迷わずに済みます、ありがとう」
初めて、自分の発信が誰かの役に立ったと実感できた瞬間でした。
もし僕が、「成果が出ないから」と100本目くらいで諦めていたら。 もし、「意志が弱いから」と継続を辞めていたら。
この「乗り換え」という"気づき"には、絶対に辿り着けませんでした。
一見、ムダに思えた1500本の動画。 その「継続の土台」があったからこそ、たった一つの小さな気づきが、大きな成果に繋がったのです。
これは、「経験はすべて資産になる」という僕の信念が確信に変わった出来事でもあります。 価値がないように思える継続(失敗)こそが、次の答えを導き出すための、最も価値のある「資産」だったのです。
「意志」を捨て、「設計」で継続する方法
この話は、僕に特別な才能があったという話ではありません。 むしろ逆です。不器用だったからこそ、「設計」に頼るしかなかったのです。
これは、「時間がない」「自信がない」あなたにこそ実践してほしい、「再現性のある土台作り」の話です。
では、具体的にどうやって「設計」するのか。 ステップは3つだけです。
1. 「何をやるか」を一つだけ決める
「ブログもYouTubeも、インスタも」と欲張ってはいけません。 ただでさえ忙しい毎日です。エネルギーが分散すれば、すべてが中途P端に終わってしまいます。 まずは「ブログを更新する」と、一つだけに絞りましょう。
2. 行動のハードルを「ありえないレベル」まで下げる
これが最も重要です。 多くの人が「毎日1記事書く」「最低でも1000文字は書く」という、完璧で高すぎる目標(挫折する"設計")を立ててしまいます。
そうではありません。 「毎日1行だけ書く」 「毎日10分だけPCを開く」 「ブログの管理画面にログインする」
これなら、どんなに疲れていてもできませんか? 「こんな少しで意味があるの?」と思うかもしれません。 いいんです。大切なのはクオリティではなく、「0点の日を作らない」ことです。
「今日もやった」という事実の積み重ねが、「私にも続けられた」という小さな自信に変わっていきます。
3. 「いつやるか」を生活に組み込む
「時間ができたらやろう」では、時間は永遠に来ません。 必ず、すでにある毎日の習慣に「紐づける」のです。
「朝、コーヒーを淹れた直後に、PCを開く」 「子どもが寝た後の、夜10時からの10分間だけ」 「パートの休憩中、スマホで1行だけ下書きする」
意志の力に頼るのではなく、生活のルーティンの一部として組み込んでしまう。 これが「設計」です。
小さな「設計」が、未来を変える
副業で成果を出すために、特別な才能や、毎日3時間の作業時間は必要ありません。 ましてや、「やる気」や「根性」は不要です。
必要なのは、「私にもできるかも」と思える小さな「設計」だけ。
ほとんどの人は、この「設計」を知らないから、続けられません。 だからこそ、淡々と続けた人だけが、1500本目の"気づき"のような、自分だけの「資産」に辿り着けるのです。
価値がないと思っていたあなたの日常の悩み。 パート先での小さな不満。 過去に挫折した経験。
それらも、「継続」という土台の上で発信し続ければ、必ず誰かの役に立つ「資産」に変わります。
まずは今夜、10分だけ。 「今日は子どもがこんなことで笑ってくれた」 そんな1行を書き出すことから始めてみませんか。
その小さな「設計」が、あなたの未来を変える大きな一歩になります。
とはいえ、具体的な「設計」の作り方や、自分のどんな経験が「資産」に変わるのか、まだ不安かもしれません。
僕の無料メルマガでは、僕自身がうつ病や発達障害を抱えながら、どうやって意志の力に頼らずに「自分らしく生きるため仕組み」を作ってきたか。 その具体的な方法論を、僕自身の失敗談も交えてお伝えしています。
もし興味があれば、まずは「PCを10分開く」のと同じような小さな一歩として、下のリンクから覗いてみてください。 あなたの経験が「資産」に変わるヒントが、きっと見つかるはずです。