精神障害者にとって「労働」は難しいと思います。
ましてや僕らが働くことを生きる課題とするのは、過酷すぎる。
僕には発達障害、双極性障害があって、安定して仕事をすることはできません。
それは、甘えてるとか、なめてる、とかじゃなくて、必死にお金を求めているのに、仕事となるとうまくいかないということです。
SNSなどの精神障害者のネットワークの中で、私のように仕事が続かない人は少なくありません。
うまくできないことに悩み、場合によっては会社から冷遇を受け、同僚からはいじめられ、それでもお金が必要だから、向いてもいない仕事にしがみついているというケースもよく見聞きします。
僕自身も、これまでいろんな働き方を試してきましたが、安定して高収入を得ることは、できませんでした。
でも、生きていかなくてはならないんですよね。
なぜなら、僕たちは精神障害者といっても、その生命は何よりも変え難い、もっとも大事なものだからです。
生きるためにはお金は必要です。
しかし、お金を安定して稼ぐ能力が、僕らはとても小さい。
この小さい能力を最大化しなくてはいけません。
例え、障害年金が出たとして、それで完璧に楽になるわけではありません。
発達障害や双極性障害の人が全てそういう人であるという意味ではありませんが、僕の場合、金銭の取り扱いがすごく悪く、使ってはいけないお金を使い、手を出してはいけないような高価なものを買い、そのために自分や家族の持ち物を売却してしまうこともあります。
その度に、家庭は不穏な空気に包まれ、僕は反省を促されます。
しかし、反省で治るなら、とっくに治っているわけで、僕は同じ失敗を無限に繰り返してしまうのです。
このことに対して、経済的に厳しいのは自分のせいじゃないか、と自己責任論を持ってこられると、僕は自ら命を断つ以外に、この負の連鎖を終わらすことができません。
でも生命は最も大事なものであるから、正気があるのに自ら命を断つことはできないので、なんとかこの、よくないループを抜ける方法を考えなければならないのです。
生きること自体が難しい上に、経済的な事情がその難易度をさらに上げている。
僕のようにお金を常習的に無駄遣いしてしまう人ばかりではないとは思いますが、なんらかの原因でお金や信用を失ってしまい、経済的に困っている人は少なくないはずです。
その点、僕は、YouTube、ブログ、Kindle、音声配信、オンラインサロン、そして各種SNSを使って、副業的な収入を得ることに成功しているおかげで、その厳しすぎるハードルを少し下げることができた。
この文章を今、読んでいるあなたに必要な情報はそこにあると思います。
病気だから働けない、だけどお金がないから働く、すると病気が悪くなる、だから働けない、という無限ループ。
それを断ち切るのは自分の行動しかありません。