これは、精神障害で絶望の淵にいた僕が、自分だけの生き方を見つけるまでの話です。
「どうして、普通にできないの」
家族から投げかけられたその言葉は、鋭い刃物になって、僕の胸に突き刺さりました。
好きでこうなったわけじゃない。
朝、起き上がれないのも、人の目を見て話せないのも、決められた時間に決められた場所へ行くことが耐えられないのも、僕が望んだことじゃない。
でも、社会はそれを「普通じゃない」と断罪する。
一番の味方でいてほしいはずの家族からも、理解されない。
僕は、双極性障害という診断を受けてから、ずっと暗いトンネルの中にいました。
生きている価値がない。
いっそ、このまま消えてしまいたい。
何度も、自らの命を絶とうと思いました。
その淵に立ったとき、僕の心にあったのは、絶望と、そしてほんのわずかな「生きたい」という願いでした。
もし、今あなたが、かつての僕と同じように、真っ暗闇の中で光を探しているなら、この手紙が、あなたの心を照らす小さな灯りになることを願っています。
僕が「普通」という呪いに縛られていた頃
僕は、ずっと「普通」になれませんでした。
他の人が当たり前にできることが、僕には苦痛でしかありませんでした。
満員電車に乗って会社に行くこと。
同僚と笑顔で雑談をすること。
上司の指示に、はいと頷くこと。
すべてが、僕の心を少しずつ削り取っていきました。
やがて、心は悲鳴をあげ、僕は働けなくなりました。
部屋に引きこもり、ただ天井を眺めるだけの日々。
聞こえてくるのは、家族の失望のため息と、「これからどうするんだ」という無言の圧力。
「社会不適合者」
「親不孝者」
自分自身に、そんなレッテルを貼りました。
世界でたった一人、僕だけが取り残されてしまったような孤独感。
生きていることが、ただただ申し訳なくて、息をすることさえ、罪のように感じていました。
絶望の淵で灯った、小さな光
「もう、終わりにしよう」
そう思った日がありました。
ベッドの中で膝を抱えて、声も出せずに泣いていた夜。
天井のシミを見つめながら、「このまま眠るように消えられたらいいのに」と、何度も思いました。
でも、できなかった。
怖かったからかもしれない。
まだどこかに未練があったのかもしれない。
……それもあるけれど、
本当はたぶん、「もう一度、やり直したい」と、心のどこかで願っていたのだと思います。
その声は小さくて、かすれていて、聞き取れないほどだったけど、確かにそこにあった。
「このまま終わりたくない」
その小さな想いが、僕を絶望の縁から、そっと引き留めてくれました。
何ができるかなんて、全く分かりませんでした。
社会に戻る自信なんて、かけらもありません。
でも、何かをしなければ、本当に心が死んでしまう。
もがくように、震える手でパソコンを開きました。
そこに映し出されたのが、YouTubeの世界でした。
特別な才能なんて、僕にはありません。
ただ、画面の向こうで楽しそうに話す人たちが、少しだけ羨ましかった。
「僕でも、何かできることがあるだろうか」
顔を出す勇気はない。
面白い話もできない。
でも、何かを発信することはできるかもしれない。
僕は、ほとんど祈るような気持ちで、動画を作り始めました。
それは何の変哲もない、電車の動画でした。
誰にも見られないかもしれない。
誰にも評価されないかもしれない。
それでも、何もしないよりはマシだと思ったのです。
それは、唯一僕が「生きている」と実感できる時間でした。
小さな灯りに手を伸ばすように、僕は動画を作り続けました。
ドミノが倒れるように、世界が変わり始めた
最初のうちは、本当に誰にも見向きもされませんでした。
再生回数は、いつも一桁。
だって、ただ電車が来て、そして発車するだけの動画ですから。
それでも、僕は憑りつかれたように動画を作り続けました。
100本。
500本。
1000本。
気づけば、画面の向こうに、僕の言葉を待ってくれる人が現れ始めました。
「もっとこんな動画が見たい」
「できればこんな内容のシリーズを作って」
そんな声をもらえる日がくるなんて、あの日の僕には、到底想像もできなかったけれど。
そのひとつひとつのコメントが、僕の心を温め、生きる力になっていきました。
そして、YouTubeチャンネルは収益化を達成。
あんなに僕を苦しめた「お金」の悩みから、少しだけ解放された瞬間でした。
自信がつくと、不思議なもので、世界はどんどん色を変えていきました。
そのチャンネルで培ったノウハウを応用して、新しいチャンネルを作ると、それも収益化に成功。
その勢いのままブログを始めると、ブログからも収益が生まれるようになりました。
そして、僕が絶望の淵から這い上がってきた経験と、そこで得たノウハウを詰め込んだKindle本を出版すると、それが5年間も読まれ続けるヒット作になったのです。
あの時、最後の最後で諦めていたら、この光景を見ることはありませんでした。
「普通」のレールから外れた僕が、自分だけの力で、自分の居場所を作ることができた。
それは、何よりも大きな自信になりました。
あなたは、あなたのままでいい
もし、あなたが今、「普通」になれないことに苦しんでいるのなら、僕は伝えたいです。
あなたは、あなたのままでいい。
無理に、社会の型に自分をはめる必要なんてないのです。
社会が求める「普通」と、あなたが求める「幸せ」は、きっと違います。
だとしたら、あなたが目指すべきは、「普通」になることではなく、「あなただけの幸せの形」を見つけることではないでしょうか。
僕にとって、それはYouTubeであり、ブログであり、文章を書くことでした。
あなたにとってのそれが何なのかは、僕には分かりません。
でも、きっとあるはずです。
あなたの心が、唯一「生きたい」と叫ぶ場所が。
それを見つける旅は、決して楽なものではないかもしれません。
何度も、道に迷い、しゃがみこみたくなる日もあるでしょう。
でも、どうか、諦めないでください。
あなたが、あなた自身の人生を諦めない限り、道は必ず開けます。
僕が、その生きた証です。
僕が光を見つけたように、あなたにも、きっと見つけられる場所がある。
それは競争ではなく、優劣でもなく、ただ「あなたが生きていていいと思える場所」。
僕は、そのことを信じています。
このブログでは語りきれない、僕が絶望から這い上がるために何をしてきたのか。
どうやって、収益の柱を複数作り上げてきたのか。
その全てを、僕のメルマガでお話ししています。
そこには、綺麗事だけではない、もっと泥臭い、リアルな僕の物語があります。
もし、あなたが本気で人生を変えたいと願うなら、ぜひ、メルマガに登録してみてください。
あなたが、あなただけの道を歩き出すための、小さなコンパスになれますように。
あなたが今いる場所が、どんなに暗く感じられても、
それは、終わりではなく「始まりの静けさ」なのかもしれません。
僕のメルマガでは、
そんな静けさの中で、僕がどんなふうに少しずつ光を見つけていったのか、
その過程を、具体的にお話ししています。
ただのノウハウじゃなく、
うまくいかない日も、心が折れそうになった夜も、全部含めて。
もしあなたが、誰にも言えないまま抱えている不安や孤独があるなら、
そっと立ち寄ってもらえたら嬉しいです。
ひとりじゃないと感じてもらえるような、そんな場所にしたいと思っています。